「新小岩の気になるあの人」インタビューマラソン 第1回

しんこいoneあんない:企画運営者 長谷川 綾さん・谷部 祥一朗さん

○第1回は、「しんこいoneあんない」を作るきっかけや新小岩の街のイメージ、今後の目標?を企画者本人達がインタビューを受ける形でお話させていただきました。

今後も不定期に新小岩の気になる人にインタビューし連載できればと思っております。
(イタビュー記事:株式会社C-ROW 代表取締役 坂本 千晴さん)

 ※記事内記載 H:長谷川 綾 Y:谷部 祥一朗

お話を聞いた人

長谷川 綾 さん

新小岩生まれ、新小岩育ち。(祖父の代から新小岩に住んでいます。)若い時は世田谷区や海外に憧れ…三軒茶屋やパリに住んでいた時期もあり。でも、今は子育てしやす新小岩が気に入っています。また、デザインの仕事をしてきたので、その経験を生かして……

しんこいoneのグラフィック部分などを制作しています!

お話を聞いた人

谷部 祥一朗 さん

Q1.新小岩のまちの良いところは?

H:新小岩で育ったが、一時期東京西部で過ごし、新小岩に戻ってきました。新小岩は、下町らしさが残り、気取らず生活しやすい。公園やスーパーなども多く、子育てしやすいと思います。

Y:日々暮らしやすく、店がたくさんある。ちょっとこじゃれたことをしようとすると足りないが、普段必要ではないので、地元で完結できる。交通の便もよいので、非日常を味わうときは地域外へ出かければ良いと思っています。

自分が子どもの頃と、親になってからは環境の捉え方が違うが、小さい子供が住んでいた海老名や藤沢は野原があって、野球をしたり、草を取ったり、ザリガニを釣ったりできた。
一方、図書館やコミュニティセンターのような公共施設は充実していなかった。
その点、新小岩は充実している。ただ昔は東京東部に住むのが怖いなという印象があった。

H:よその人からは治安が悪いとは言われることはある。(笑)

Y:昔から住んでいる人でないと受け入れてもらえない印象があったが、今は地域活動に参加していることもあり、受け入れてもらっていると感じている。

Q2.新小岩では再開発など大きくまちが変わってきている。期待していること、心配なことは?

H:駅の周りがきれいになり、環境が良くなったように思う。同時に下町らしい雑多な雰囲気がなくなって、他の町と他のまちと似たような感じになってしまうのが心配ですね。

Y:神輿や子どものイベントなどにぎやかなお祭りがあるが、それが新小岩らしさと自分は思うが、今後建設されるタワーマンション居住者はそういうことを望んでいるのかは疑問だ。新小岩のまちに求めるものにギャップがあると心配だなと思う。

新小岩は施設が充実しているが、居住者が増え、施設利用者も増えることで借りられなくなってしまわないか心配ですね。

昨年からエリアプラットフォーム(地域のまちづくりの将来像を共有し、その取り組みについて協議する場)にお二人は参加されていますが、どうですか??

H:新小岩では今、区の方々と社会実験やマルシェなどをやっていますが…お金などをどう地域に還元していくか、このような活動が継続できれば良いなと思っています。

Y:エリアマネジメントでは、いろんなことをチャレンジしてほしい。例えばビアガーデンとかもやりたいが、お金やマンパワーがほしい。ビアガーデンをやる場合は、ビールの販売価格は高くても、次にその売上が地元のお店に還元されると良いですよね。

お金もそうだが、地域の催し物で人が集まらないけれど、エリアマネジメントがかかわることで人が流れて集まるようにできると良い。にこわ新小岩など少し離れた場所にも人が行くようになるとか…。

地域の子ども向けのイベントなど儲からないけれど、やる意義のあるものが、成り立つように調整できると良いと思っています。

H:最初小さく始めるのは良いが、大きくしていくとお金がかかると実感しますね。

去年までは実験で、今年も実験を重ねてどうしていくかが始まったばかり。今は葛飾区やエリアマネジメントの専門家がいて進めている中に私達はいるだけで…やがて地域の人達だけで頑張ってくださいと言われたときに継続できるのか心配です。

エリアプラットフォーム(地域のまちづくりの将来像を共有し、その取り組みについて協議する場)は何年かかけてやっていくことになるだろうし、その間に世代交代も起きるだろうから、若い人も取り入れていかなくてはとも思います。

Q3.お二人とも地域の活動に現在関わっているけれど、そのきっかけは?

H:地域の活動って…知り合いがいないと、どうしても新しい人は入りづらい雰囲気はありますよね。私は、子供が生まれたことがきっかけで、地域の活動に積極的に参加するようになりました。また、父が地域の活動をたくさんしていたので、それもきっかけです。

Y:昔からあるお祭りでは昔ながらのコミュニティを感じるが、Iさんのような地域活動の窓口になっている人がいると、ウェルカムな形で受け入れてくれている。子ども同士はそんなことは関係ないし、大人同士も気にしなくて良いと感じている。

自分がかかわっている地域活動は、商店街などの人との接点がないので、地域のこと全てをわかっているわけではない。

(Iさんとは新小岩の地域活動をたくさんしている方で、今回のしんこいoneの活動も後押ししてくださった方です。)

Q4.地域にかかわったことで、良かったことは?逆にちょっと困ったことは?

H:子どものお友だちも増え、私自身も新しい出会いや交流が増えて、住みやすい環境になったと思います。困ったことはそんなにないかな…?

でも…お声がけをしてもらえるのはありがたいが、忙しくなっている。あちこちでいろんな活動に声をかけられてしまうので。

Y:活動をしていると、数珠つなぎでこんなこともできるよと、つながりが増えていって、その反面忙しくなってしまう。うまく取捨選択していかなくてはいけなくなっている。家のことも気にかけないといけないので。

Q5.今回しんこいONEあんないでめざすことは?他の地域活動としんこいONEあんないとの違いは?

H:地域の皆様の活動を皆さんに知ってもらい、気軽に参加してもらえたらいいなと思う。若い世代や新しく新小岩に引っ越してきた方は、地域の活動を知る機会が少ないので、そういう方やまだ新小岩のことを知らない方に情報発信や情報の取りまとめができたら良い。

エリアプラットフォームでも、古くからいる人たちももう少し新しい人を取り込みたいと思っている。しんこいONEあんないとしても、そうした人たちをつなげるきっかけを作りたい。

Y:自分たちでコンテンツを作っていくわけでもないし、ものを売るわけでもない。実験的なイベントをするわけでもないので、そうしたことを考えなくても良いからこそ、フィルターをかけずに出て行き、発信できるかなと思っている。

H:新小岩に住んでいるという目線は、PR会社などとは一線を画している。生活している中での視点を発信できると良いっています。

Q6.こんな情報がほしいとか、こんな人に興味を持ってほしい、関わってほしいということはあるか?

H:新小岩の人にも見てほしいが、区界でもあるので、江戸川の人とかも見てもらえると良いですね。区内は南北でそれぞれ違うので…情報を共有して、子育て中の人には特に見てほしいです。

Y:欲を言えば区役所に見てほしい。区からお墨付きがあると、活動が進めやすくなって良い。

新小岩まちづくりニュースに自分たちの活動が紹介されるなどできたらいいですね。